2019年末特典航空券

①12月　日　 NH967　東京(羽田) - 上海(浦東)　22:00発00:35着(翌日)
②12月　日 SQ833　上海(浦東) - シンガポール 　 16:25発22:15着
③12月　日 TG404　 シンガポール - バンコク(BKK) 12:25発13:45着
④12月　日 TG584　 バンコク(BKK) - プノンペン 18:20発19:35着
⑤1 月　 日 NH818 プノンペン - 東京(成田) 22:50発06:30着(翌日)

◇必要マイル数　152,000マイル　
◇お支払い総額　　88,700円

　今年の年末年越し旅行のために、ANAマイルで特典航空券を発券しました。この変な航程は長男君セレクト～酔狂！ 羽田ー上海ーシンガープノンー成田　と5レグ全部レガシーキャリア搭乗且つ長男君の言うところの「最新機材」に乗るらしい。よく分からないけど長男君はご満悦。

　そもそも2019年は家族旅に出ない、と心得ていた。まずエビィが異動かもしれないから予定が立たない、次に長男君中学入学で予定が立てられない、そして私も新しくパートを探すつもりで予定は未定…休めるか分からないのに航空券は買えない。
　海外旅行はとにかく「早く」手配して航空券費用を抑えられれば、物価を鑑みると海外の方が国内旅行より安い、というのが実感で分かっている。だから家族の都合で予定がたたず「早く」航空券手配が出来なければ航空券は安くない＝予算的にも家族海外旅は無理だな～と覚悟していた。
　それでなくとも、もうそろそろ息子達は旅先で輝く笑顔をみせない。ぶっちゃけ新鮮味も薄まって慣れてしまい、連れて行かされる旅行に面白みもなかろうと私にも分かるのだ。

　息子達が幼稚園年少年長の時、専業主婦で無収入＆二人の私立幼稚園学費支払いというWパンチ家計の中セブに行った。憂さ晴らしに「シャ・しゃ・Shangri-la♪」と契機つけてクラブルームに泊まったあの旅が私を家族旅に向かわせる決定打だった。
　「息子達がこんなに喜ぶなんて！」白亜の砂浜、沖で裸眼で見られる魚、キラキラの海で楽しそうに遊ぶ息子達を見て感動して、「また行きたい！」「もっともっとこんな笑顔みたい」思ったのがえびとも家族海外旅の始まりだった。

　時は流れて早6年～旅先では長男君はスマホピコピコ、次男坊はひたすら漫画、観光は「面倒くさい」「だからなにー」でだらだらだら、それが現実だ。まあそれでもいい、家族で一緒にいろいろ過ごせればいいんだと～思うけど現実予算だってかかる。そろそろもう無理して家族で旅しなくてもいいかな。
　「息子が小学生のうちは！」と勝手に区切ってパート代を旅に回したのは良かった。本当に色々行けて楽しかったから。そう総括して要は私の気はもう済んだ。
　これから後は自分の行きたい所に、行きたいところに独りで行こう。家族旅しなくても好きに自分旅に出ればいいじゃないか。

　ところが驚き、あんなに旅に無気力ヤル気なしスマホ野郎長男君が3か月前に突然目覚めた、何に？いや旅に。正確には飛行機に乗ることに興味を抱いて、12歳になって初めて「旅に行きたい」と言い出した。これは事件です。
　アウシュビッツでもS21でもキリングフィールドでも何も感じない鈍ちゃん旅ヤル気ゼロの長男君が！　海外でコミュニケーション欲ゼロ、好奇心ゼロ、意欲ゼロが基本仕様であり続けた長男君の口から！　「ママー旅行行きたい」ですと！　これは事件です。大事件です。

　聞いたらば「エアバス380の最新機材ウンタラ」と「ボーイングのB787ダッシュウンタラ」とか飛行機材の話ばかりして。「SQの持ってる機材はウンタラ」「TGが導入したウンタラ」とか航空会社の保有機材の話ばかりする。で、「SQの上海シンガ路線に就航してるこの機材乗りたい」とか「TGエアバス380は2階にエコノミーがあるから得だよ」とか、ぶっちゃけアタシ興味ない話わんさか。暇あればスマホでフライトレーダー見てニヤニヤしている長男君。
　「ママは何乗りたい？」「ママはどうやって乗る飛行機選ぶ？」と聞かれたらばアタシ即答しました。「えー運賃が安いの！」「発着到着時間が都合いいやつ」（笑）、だって値段が全てでしょーがワープアおばさんだもの。

　そうやって延々会話はかみ合わないんだけどそこはお母さん。長男君が「したい」と意欲を出すなんて全くないんだからせめて、意欲を見せてきたレアな機会には応えたい。
　というわけで長男君に特典航空券を検索するパソコン方法を教えた。そしたら随分と嵌ってずっと航路を検索し続ける。そんなわけで春休みは長男君が乗りたい機材を制覇する東南アジア周遊に出かける航空券を発券し、年末年始もまた長男君が探し出した航空券を発券した次第。意味不明に航空機に乗りまくるために家族旅継続です。